北山杉の絞り丸太

今回は、京都で北山杉を見学してきました。
北山の土は痩せていて、急斜面のという条件の中、細く、まっすぐ育つ美しい「北山杉」は銘木として古くより有名です。
北山杉の代表的な育て方、「伏条台杉」は1本で40年待つより1本の木から複数の丸太を手に入れる育て方として、先人の知恵により生まれた方法だそうです。

庭園で見たことある形、と思っていたら、もともと庭木としてではない理由があったんですね・・・

また、絞り丸太は天然と人工とあって、偶然にみつかった天然の絞り丸太は貴重な材として高値が付いたので、人工的に絞りをつける技も駆使されていったそうです。

そして、砂で磨くのが特徴。丸太を濡らし、砂を濡らし、泥のようにした砂を丸太にこすりつけます。体験させてもらいました。

林業に伝統を感じつつ、先人の知恵頼りだけでなく、これからを考えてみえたのがかっこよかったです。

<担当者より>
冬の山へ木を見に行く、運動靴でいいの?登山靴買う?なんて迷ってたのですが、同行した女性はスカートにタイツ、ヒールのブーツ姿。同じ所へ行くとは思えない格好。ところが、現地に行くと、山間の民家の間やアスファルト舗装された道を歩く・・・なるほど。行ける!  それくらい、木が近い、山が近いというか生活と一体化しているという感じでした。

今回の参考・関連・情報源
◆中源株式会社様、若手林業サミットの皆様

 

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